Works Z-1グランプリ(オリジナル雑煮コンテスト)
第4回Z-1グランプリ 結果報告
テーマ:「いつでも食べたい、地元食材で私のオリジナル雑煮!」
会期:2025年12月~2026年5月
グランプリ決戦:2026年5月22日(金)
グランプリ決戦会場:東京すし和食調理専門学校(東京都世田谷区池尻2-30-14)
応募総数:1,636作品
グランプリ
岐阜薬膳雑煮
城南高等学校2年生
林 瑠海
使用したご当地食材:
蓬餅、奥美濃古地鶏手羽
レシピに込めた思い/考えた感想:
岐阜県は寒暖差が大きく冬の冷え込みが厳しい地域です。体を内側から温め、毎日元気に過ごせるように薬膳の考え方を取り入れました。
雑煮作りを通して、だしや下処理の工夫が味だけでなく薬膳の効果にもつながることがわかり、食事が体調に与える影響や地域食材の魅力を再認識できました。
推薦した岐阜調理専門学校より:
薬膳スープと岐阜の食材を使用し、身体の芯から温まる一品に仕上げている。家庭で手軽に作れる点も魅力である。
準グランプリ
天むす雑煮
愛知県立瑞陵高等学校2年生
木下 智紗子
使用したご当地食材:
へきなん美人(にんじん)
レシピに込めた思い/考えた感想:
名古屋の名物である『天むす』を、おにぎり以外の形でも表現したいと思い作りました。
天むすっぽく見えるように、海苔と餅とえび天のバランスを調節するのが大変でした。また、日常的に使っていた『へきなん美人』が、実は特産品だと知り勉強になりました。
推薦したニチエイ調理専門学校より:
海老の天ぷらと餅を組み合わせた意外性のあるアイディアが魅力的で、名古屋の名物天むすをイメージできるご当地感あふれる雑煮となっている。
華やかな見た目もお正月にふさわしい一品である。
グランプリ決戦進出3作品
伊勢の恵み雑煮
~伊勢芋入りつくねと伊勢茶漬け仕立て~
三重県立明野高等学校2年生
德永 百花
使用したご当地食材:
伊勢芋、あおさ、桜えび、ひじき、伊勢茶パウダー
レシピに込めた思い/考えた感想:
伊勢の田舎あられをお茶漬けに入れる文化を大切にし、地域食材を活かして地産地消や食文化の継承を意識しました。お茶の香りやあられ・煎餅の香ばしさを大切にし、彩りや食感が楽しい、心に残る雑煮を目指しました。
伊勢芋の強い粘りとひき肉の配合調整に苦労しましたが、食材を無駄にしないよう試作を重ね、納得のいく仕上がりに達成感がありました。
推薦したユマニテク調理製菓専門学校より:
いろいろな食材を組み合わせて具材を作っているところに工夫が感じられ、面白い。彩り、味、そして一緒に食べたときの食感と味の変化を想像すると、お正月に楽しめる逸品だと思う。
八福の彩り イナムドゥチ雑煮~沖縄伝統×新春~
石垣市立石垣中学校2年生
東與那覇 稀乃(グループ代表)、米盛 光琉
八重山高等学校1年生
東與那覇 和花、奥平 清笑
八重山農林高等学校1年生
米盛 和琉、大立 鈴夏
使用したご当地食材:
石垣島産車エビ、イナムドゥチ味噌
レシピに込めた思い/考えた感想:
沖縄の伝統料理「イナムドゥチ」と雑煮を掛け合わせ、石垣島らしい一椀を目指しました。石垣島産の車エビで「地域への感謝や誇り」を表し、結び昆布に人との縁への願いを込めました。彩りや香ばしさにこだわった新春にふさわしい島雑煮です。
伝統を生かしながら新しさを加える難しさと楽しさを感じ、試行錯誤を重ねることで料理への理解や地元食材・食文化への愛着が深まりました。仲が良い家族ぐるみでアイディアを出し合い完成させました。家族に喜んで食べてもらえたことが嬉しかったです。
推薦した琉球調理製菓専門学校より:
お雑煮文化のない本県で、イナムドゥチ味噌(甘味噌)を使用しているところに沖縄を感じる。また、生産量1位の車エビを使い、県産品をよく理解している。
イナンクル(幸せ) 貝苫(かいせん)雑煮
北海道文教大学附属高等学校2年生
近藤 未彩
使用したご当地食材:
北寄貝、姫竹
レシピに込めた思い/考えた感想:
地元である苫小牧市の特産品「北寄貝」の良さをより多くの人に発信したいと思い、このレシピを考えました。北海道らしさを出すため、醤油ベースの味付けにこだわっています。
完成形にたどり着くまで何度も試行錯誤しました。柚子の風味を残しつつ、北寄貝のコクを効かせるのがとても難しかったですが、お雑煮の奥深さを知ることができ楽しかったです。
推薦した北海道文教大学附属高等学校より:
北海道や苫小牧市の名産や文化を理解し作品に取り入れている。
餅を加工している点と北寄貝の煮汁を有効活用している点に工夫が見られる。
グランプリ決戦審査員
下記の方々に加え、会場校の東京すし和食専門学校の校長先生・学生が審査を担当しました。
奥田透 「銀座小十」店主。同店はミシュランガイド二つ星を取得。2025年に厚生労働省による「卓越した技術者(通称「現代の名工」)を日本料理調理人として受賞。東京すし和食調理専門学校教育顧問を務める。
池田航
俳優、タレント。日本テレビ「ZIP〜旅するエプロン〜」をはじめ多数出演。料理男子として人気を集めTikTokフォロワー数120万人突破。
調理師学校を卒業し、調理師免許取得。
協賛提供品一覧
株式会社和泉利器製作所
貝印株式会社
鈴廣かまぼこ株式会社
全国漁業協同組合連合会
全国餅工業協同組合
株式会社にんべん
伯方塩業株式会社
ヒガシマル醬油株式会社
グランプリ決戦の様子
会場の東京すし和食調理専門学校。
一次・二次審査を通過した5作品がグランプリ決戦に臨みました。
東京すし和食調理専門学校の教員・学生がレシピに基づき再現調理をしました。
雑煮の盛り付けの様子。
展示された見本作品。こちらに加えて試食用も用意されました。
各地域ならではの食材を使った力作ぞろいでした。
グランプリ決戦の審査員。左から東京すし和食調理専門学校の学生、池田航氏(俳優・タレント)、奥田透氏(「銀座小十」店主)、長谷川哲也氏(東京すし和食調理専門学校 学校長)、同校学生。
実食審査の様子。創意工夫された各作品に驚きの声が上がっていました。
当日は多くの報道関係者や協賛企業・団体関係者の皆様にお越しいただきました。